ハルフウェイ
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2009/08/28
- メディア: DVD
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岩井俊二! 岩井俊二! と思っていたら、コラボ作品だということが今になって判明。ずっと観ながら、岩井俊二…? と疑問に感じていたから、納得した。夢のコラボらしい。北川悦吏子×岩井俊二×小林武史というコラボなのだとか。
以下、少しネタバレしているかもしれないので、「続きを読む」。
観ていて何だか最後まで落ち着かなかった。そして、今時にあんな男子高校生は存在するのかなあ…? と思った。何故なら「今が楽しければいい」という考えが全面的に押し出されていなかったから。みんながみんな、そういう男子高校生だとはいわないけれど、非常に珍しい。そして、羨ましく思った。「こんな高校生活って、いいよなあ」というわたしの妄想なのだが。あまり好きではなかった高校時代にほんの一瞬でいいから、戻ってみたくなってしまった。本当にほんの一瞬でいいなあ。
話としては面白かった。映画のタイトル「ハルフウェイ」の由来もいい。北乃きいが落ち着きのない女の子だったような。少し阿呆な女の子というか。少しどこかが抜けているというか。でも、そういうものなのかもしれない。あの頃の女の子というものは。岡田将生がやたら落ち着いた男の子だった。そして、北乃きいを想うやさしさ。北乃きいも北乃きいで、岡田将生を想って、最後の最後で大胆で最強の決断を下すのだけれども。お互いが想いあうことが最終的にできていた気がする。
でも、なかなか高校生(高3)で、あそこまでできるのかなあ…とまた思う。先生たちとのやり取りのシーンは少なかったけれど、面白かった。
少し期待しすぎたけれど、高校生の甘酸っぱさみたいなものを感じたい方には、いい映画かもしれない。以上、「ハルフウェイ」のアバウトな感想。