みんなのフジファブリック

昨日、友人が録画してくれました。ビデオに。

「最初は見れないみたい、ごめんね」と言っていたのに、わたしのために必死になってくれたみたいです。本当にありがとうございました。

mixiで知り合いの方から、「プロモ集だったみたいだから、Youtubeで集めたらいいんじゃない?」というメッセージがきていました。それでは意味がないのです。昨日のあの番組はあの番組しかないのです。ただの頑固かもしれませんが。

でも、まだお別れの言葉とか気持ちの整理なんてついていません。どうしても、まだ死んだなんて信じられないのです。昨日は一日中フジファブリックの音楽を聴いていました。絶対に絶対に死んでいない! としか思えませんでした。これはきっと悪い冗談なのだと思いながら、泣いて落ち込んでいました。

いろんなアーティストのtwitterやブログを目にしては、また涙が出ました。みんな信じたくないのです。というか、信じられないのです。

本当に急すぎます。いつまでも「さよなら」は言えません…。

くるりのきっしーは、ライヴで「亡くなった友人に向けて歌います」と言って、「ロックンロール」を歌ったそうです。志村だとは言わなかったけれど、そうなのでしょう。改めて「ロックンロール」の最後のほうの歌詞を思い出すと、胸がぐっと締めつけられます。きっしー、ありがとうございます。でも、つらかっただろうなと思います。

裸足のままでゆく 何も見えなくなる
振り返ることなく 天国のドア叩く


たったひとかけらの勇気があれば
ほんとうのやさしさがあれば
あなたを思う本当の心があれば
僕はすべてを失えるんだ


晴れわたる空の色 忘れない日々のこと
溶けてく景色はいつもこんなに迷ってるのに
8の字描くように無限のビートグライダー飛ぶよ
さよなら また明日 言わなきゃいけないな

きっしーみたいに言えないです。歌えないです。でも、「たったひとかけらの勇気があれば〜」からがチクチクと痛いです。いつかこんな風に言える日は来るのでしょうか。それは寂しいような、つらいような気がします。


ロックンロール / くるり

初めてフジファブの音楽を聴いたのは、この曲でした。好きな音楽がほぼ同じの親友から「フジファブリック、いいよ!」と教えてもらいました。懐かしい記憶です。春夏秋冬で作られていくシングルのうちの一曲でした。

陽炎 / フジファブリック