ホノカアボーイ

ホノカアボーイ [DVD]

ホノカアボーイ [DVD]

先月に観た映画なのですけれども…TSUTAYA100円キャンペーンの時に「東京タワー」といっしょにレンタルしたものです。ずっと観たかった映画でした。

スローライフ、万歳。
コイチさん(喜味こいし)『歳を取ったからって、やっちゃいけないことなんてないんだよ』という言葉に、ジーンとキました。サラッと言いのけてしまっていましたし、実際有限実行していました。「いい歳して、まだ〜」という言葉はよく聞きますが、その逆があっても全くおかしくない当たり前を感じました。

ビーさん(倍賞千恵子)は、強烈なキャラの塊だったのですが…段々とかわいらしく感じました。ビーさんの料理は、本当に美味しそうでした。それではなく、きらきら輝いて見えました。その料理の虜になるレオ(主演:岡田将生)は、若い男の子で鈍感で…。無神経! と思う場面もありましたが、でも若い男の子はあういうものです。でも、最終的にはちゃんとビーさんを大切に想ってくれて、うれしかったです。

レオが働く小さな映画館で働く人たち、床屋のおばさん、ブログ女、その他のホノカアの人たち…。みんなよかったです。面白かったです。

ホノカアに住む人たちが死ぬ時には、みんな「風」になってしまうそうで。世の中というものは、本当に死んでほしくない人が死んでしまうものです。それには、改めて悔しさと悲しさと残酷さを感じました。「憎まれっ子、世に憚る」です。誰が死ねばいいのに、なんて物騒なことは思いもしませんが…。

余談。

脇役的なポジションに、蒼井優深津絵里が出てきたところもびっくりです。蒼井優なんかは本当に少しだけでしたから。すごいです、面白いです。

そして、いつか生きているうちにパスポートを取って、一度でいいから「ホノカア」へ行ってみたいです。小さな決意? 大きな決意?