無題

死のうと思いました。リアル友人からも見切られ、親からも見切られ、社会からも見切られている自分は必要ないとこころから思いました。今も思っています。恋人からも見切られるに決まっている、もう見切られているのかもしれない…と考えました。どうでもいい、何もかも振り払ってとにかく極寒の地まで行こうかと思った訳で。

でも、わたしは何も残せていないことに引っかかりました。ずっと「物書きになりたい、作家になりたい…」と言っておきながら、何も残せていません。

書きたいことは、たくさんあるのに何で書かないのでしょうか。もしも、本当に死ぬのならば書くだけ書いてからでもいいではないだろうか…と思いました。

何を書くのかわからないけれど、とにかく書こうと決めました。決めたのはいいのですが、言葉が何も浮かんでこなくなっています。2010年に入ってから、何ひとつ書けていないことに気付きました。何度書こうとしても、自分の文章がありきたりの代表的なものに見えて書けない…それの繰り返しでした。そして、今もそんな感じです。

Wordを開いて、縦書き・文字数と行数の設定をしたものの、頭の中が真っ白になってしまいました。あんなに書きたいと思ったこと、書きたくてメモしたものはあるのに。どうして書けないのかわかりません。書けないことが苦しいです。

去年の今頃も同じような感覚に陥って、書けるまで半年以上の時間がかかりました。毎日とても苦しくて、セピア色の中で呼吸していました。

結局、わたしは何も残せなくて、口だけの人間なのかなあ…と思い始めてきました。でも、そう思うことは逃げているだけなのでしょうか。

何が正しくて、何が間違っているのか。何が頑張っていて、何が頑張っていないのか。わたしにはわかりません。毎日、部屋の中で息が詰まりそうになりながら、だましだまし生きながらえているだけです。無駄な時間を過ごしているだけです。

もっとちゃんと生きたいのに、どうしてできないのでしょうか。

甘えている、わがまま、頑張っていない、怠け者、役立たず、不良品…いろいろ言われて生きてきたけれど、そろそろ限界なのかもしれません。